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2022/04/01 19:03
今日から4月。
桜も満開になり心がワクワク、何か新しいことを始めたくなりますね♪
二胡のステップアップに新しい調に挑戦してみませんか?
二胡の曲でよく使われるのは、D、G、F、♭B、C、A調などが多いと思いますが、たまに馴染みのない調が出てくることがありますよね。
こういった慣れない調が出てくると混乱して、音の高さが分からなくなってしまったりしやすいので、弾くことに尻込みしてしまう人も少なくないのではないでしょうか?
今回は、ジャー・パンファンセレクションシリーズなどでもたまに登場するE調について、二胡教本やテキストにもポジション図がなくお困りの方の為に、ポジション図と音階練習をご紹介します。
二胡は「移動ド」の楽器ですので、調の変化に対応しやすい楽器です。
ダイナミックに曲が展開していくときなどに、よく転調したりします。
調が違っても左手のポジションや指の押さえ方はほとんど同じなので、ポジション図や音階練習を活用しながらこの機会にチャレンジしてみてくださいね。
ここには「1(ド)の音がEの高さにするとき、開放弦の音は内弦が♭7(♭シ)、外弦が4(ファ)ですよ」ということが書かれています。
画像「E調ポジション図」
※図ではわかりやすくするために全音、半音の距離を同じように表しています。
実際には、高音域になるにつれ音と音の距離は少しずつ縮まっていきます。
※ポジション図では基本的な指番号を表記しています。
曲やフレーズの流れによって変わる場合があります。
譜面「E調音階練習」
※指番号が赤い部分(3~4段目)は、1~2段目とポジションと指使いが変わります。
動画「E調音階練習Ι」by 楊擎宇(ヤン・チンユー)先生
【ワンポイントアドバイス】
E調の第一ポジションの人差し指は、D調の2(レ)と同じ位置で、指使いはF調と同じです。(F調より全体が半音低い音階になります)
人差し指の位置が全ての基準になりますので、正しい位置・正しい手の形で押さえられていることを確認してから他の指を置いていきましょう♪
また、音階練習だけでなく、E調の曲を何曲か弾いてメロディーを演奏することで、E調の音階や手の形を掴むことができるようになってきます。
【 E調で弾ける曲
】
・Sweet Dreams(E調) 「二胡を極めよう 第5集」
・あの素晴らしい愛をもう一度(D調〜E調/二重奏)「二胡で奏でるフォーク&ニューミュージック」
・手紙 ~拝啓 十五の君へ~(E調〜B調) 「二胡で奏でる心に響くイベントレパートリー」
・地上の星(D調〜E調/二重奏) 「楽しく弾ける やさしい二胡レパートリー」
◎ ポジション図(D調、G調、F調、♭B調、C調、A調)が掲載されている書籍